胸から込み上げた痛みを そっとなぞって また眠る ここで寝息を立てたこと 誰も知らない街を一人で歩いたこと 秘密の上に秘密を重ねる ふっと息を吹きかけたら 壊れそうな儚さを 抱きながら ここで眠る どこまでも眠る 夢を見ないうちに あなたと眠る
どこまでも行ける雲の上に乗って今日も行く 遠く遠く 近くには何もない ふわりと浮かぶその背中を 誰かが支える 遠く遠く 近くには誰もいない 細目で見ると 微かな光 遠くに見える 無数の光 人差し指ですくったら 誰かに怒られそうで それでもひとり、触れた…
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