POEM 〜優しい時間〜

ひょんなことから始めちゃいました。詩や文を書くのが好き。気まぐれで書いています。気分は晴れ時々雨、そしてくもり。

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

じぶん

あの人と考えが似ている どう考えても 何回考えても あの日と 同じようなことを言っている 同じ時間に生きていないのに 同じ時間を過ごしていないのに ただ会って、話した、あの時間だけが 横に広がって、縦に流れていく あの人には ならないけれど あの人の…

そんなに恐いか

そんなに恐いか 前に進むのが そんなに恐いか 後ろを見るのが あなたの横とあなたの斜め右は 広い花畑のようになる だれも見たことのない ラベンダー色の空に 緑の雲がかかって 青い太陽が 昇る前に進むのが そんなに恐いのか

旅人とあなた

ことばで泣く ことばで笑う ことばで片付ける ことばが見つかる ことばで跳ねる ことばで踊る ことばは寝る ことばが遊ぶ ことばが電車に乗る ことばで恋をする あなたがことばで 悩む時 ことばもきっと悩んでる そんなあなたに ことばは寄り添う しずかに寄…

デート

だめかなって聞く前に それでいいよ、って言うあなたに 愛を抱く夜です そんなことを何度も言われたら 頬を染めて 泣いてしまいそうになるのです あなたは いつもいつも わたしを待っていて 遠くに行かないよって 言っているのに 心配そうに星を見る 幸せな…

ふっつく

ふかふか ふとんで ふっつく くっつく はがれず こいしく ふっつく ねむれぬ あのよる ないても あなたが こいしく ふっつく なんだか あっつく なってる

淡い間

かすかに 見えるようになった ほのかに甘くて、苦いものを 食べさせてくれたおかげで 眠れぬ森に 囲まれた時代に あなたが 会いにきてくれたおかげで

ちょっと、いとおしい

あなたのいない世界で 生きるって どんなに青白いのかな あなたのいない未来で 隣に誰も抱きつく人が いないなんて どんな風が吹くのかな あなたの見えない横顔が 乾ききって 細くなって まるで三日月の線に そっているような 気分に私がなっても あなたには…

生きてる宇宙

限りない時間と可能があるとしたら 宇宙と共に生きていることになる 君がみた景色は 忘れたくても忘れられないあの人が 見たかった景色で その色は何色ににも染められず ただ一つの手によって 変えられてしまった その人を思う心さえあれば どんな風にも涙に…

通らない道

もう2度と通ることのない道を行く 小さく咲く花も 君を輝かせた夕やけも ぜんぶ追い越して 通らない道を通り抜ける もう一度君に会えたら 何て声をかけようか もう少しここに居た方が 良かったのだろうかと 聞くだろうか この靴もあのサンダルも この道です…