誰が決めるものでもなく ただそういうものだと そっと息を吸う いいんだよ ここで ここで 息を吸って 見上げるものに たどっていく 今日は どこまでも 鮮やかになれそうな朝 すっと背を伸ばしたら 飛んでいきそうな春に 手をかざして ふくらんだ服 みんなは…
奥にある剥がれそうで剥がれない傷を 擦るほどに 涙が遠ざかっていく 晴れる空に変わるまで 光の色を追いかけていく ゆらゆらと揺れる花を見た日に似ている 午後の隙間で 夢をもう一度見ようと 窓辺で猫になっていく
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