POEM 〜優しい時間〜

ひょんなことから始めちゃいました。詩や文を書くのが好き。気まぐれで書いています。気分は晴れ時々雨、そしてくもり。

足音を聞きながら

そうすればいいんだ

 

言わなければわからないから

 

ここで黙って

 

いつか会ったときに

 

言えばいい

 

そうする方がいいんだ

 

明かりのない部屋で

 

一人でうずくまれば

 

きっと誰にも言わずに日は変わる

 

でも

そうすると明日は来ないって

 

君はいうんだ

 

しがみついた今日は

 

昨日の君を剥がせないって

むき出しにして

明日の空を飛べないって

泳げないって

旗を掲げられないって

 

だから

君はいう

 

窓を遠くに伸ばして

精一杯の朝日を迎えに行く日を決めようと

 

降ったり止んだりする亜麻色の雨が

君を溶かして

二日前の君に

会いにいこう

手を出して

足音を聞きながら