POEM 〜優しい時間〜

ひょんなことから始めちゃいました。詩や文を書くのが好き。気まぐれで書いています。気分は晴れ時々雨、そしてくもり。

そうではなかったこと

飴玉を飲み込んだ日

喉の奥で

溶けるまで

じっと待っていた夜

あなたは隣で言う

 

やさしいと思っていた人が

やさしくなかったこと

 

伝えたいときに

伝えられなかったこと

 

甘えたいと思ったのに

甘えなかったこと

 

いつもは許してくれる人が

許してくれなかったこと

 

気にしないよと言ってる人は

本当は気にしていたこと

 

全部全部溶けているだけ

本当の気持ちは泡の中

細い細い糸になり

見えないところで

絡まって

ひとつ

見えたら

良いくらい