ピンクがほしい 溶けそうで溶けない色の 緑がほしい 小鳥が羨むくらいの 青がほしい 水に薄めたくなるくらいの 黄色がほしい あの人の部屋に飾れるくらいの 茶色がほしい 哀しさでやりきれなくなるくらいの 紫がほしい ほてった夏が戻るくらいの 黒と白がほ…
夜にあいさつを このちっぽけな窓辺から 君の暗い隙間に 送り届けようか 眠い眠いと 嘆く君に 朝が来たら 目を擦りながら この夜のあいさつを 君は知るのだろう 朝焼けに包まれた 君が 今日も 凛とした目と唇で 飛んでいった二人の 夜に 甘い香りと共に溶け…
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