2020-06-10 知らぬ旅 誰のために 歌えばいいのか 誰のために 踊ればいいのか 悩む鳥は ただ一つの青い空を 眺めるたびに 嘆き続けている 一つの願いが押し寄せたら 消えて 増えたら減って 音の流れが 美しくなるのを 待っているかのようだ 知らぬ間に 雲になってしまう鳥は そんなことを思い また知らぬ街へと 羽を広げている