POEM 〜優しい時間〜

ひょんなことから始めちゃいました。詩や文を書くのが好き。気まぐれで書いています。気分は晴れ時々雨、そしてくもり。

甘くもないし苦くもない

ほんのりと香る風に身を委ねて

気付けば遠い橋を超えていた

ここにいる私を誰かが追い越して

隣の街のあの人もみんな隣を駆け抜けて行った

細くて震える手だけが背中をさすった

夢でも見ていたのか

遠い日の本にそう書いてあったのか

甘いものも苦いものも

全て飲み込んだあとの静かさに

ひとりさらわれてしまいそうな夜