POEM 〜優しい時間〜

ひょんなことから始めちゃいました。詩や文を書くのが好き。気まぐれで書いています。気分は晴れ時々雨、そしてくもり。

不安なことなど

不安なことなど何もないと

泣きながらここに帰ってくる

あなたのその背中を見ていると

私の方がなぜか泣いてしまうのです

不安なことなど消え去ってしまったと

そこら中に散りばめられた花の色を

見つめる度に

あなたに祈りを捧げたくなるのです

夜と夜の間を繋ぐちいさなひかりに

手と手を重ね合わせ

指と指の隙間さえ

愛おしく思える

あなたのその春の日のようなあたたかさは

消えることのないその不安に

寄り添って離れないものなのです