手先が かじかんだある日の夜 甘くて美味しい実を摘んで 暖炉の側で煮て食べた すぅっと わたしは眠くなって あの日に戻った 涙に濡れた 古い本に ちいさな ちいさな 字が綴られていた そのページを わたしはめくる めくるたびに 針の音が月に響いて 星座が…
ほんとうのわたしはだれも知らないのなら 貴方が知るすべはないのでしょう 微笑みながら明日を迎える花は 一輪もないのでしょう 凍えてしまいそうな貴方のこころに わたしが迷い込んで溶かしても 触れ合う時間には ならないのでしょう
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