2020-07-30から1日間の記事一覧
この毛布にくるまって 走れぬ橋を走る 探して求めてる時計の針は いつになっても見つからず ただ水の音が鳴り響くだけ 遡っていく日のことを ただ思い出す ふらりと降った雨が恋しい あの人の町にも届いているのだろうか
もうどうしようもならないくらいの ほんの一つの歌が欲しいのです 憧れていたものが湧いてきて 光の粒が落とされた日の夢が 欲しいのです 手に取れば懐かしく 鮮やかな音が欲しいのです もうどうしようもならないくらいの 時間がやってくるのを待っています …
雨の花が咲いている日に ひっそりとピアノを奏でます きっと時間が誘いに来て 私は遠くへ行ってしまうけれど 忘れたあの人のことを思い出して 行ってきます 塩の香りが風を運び 波に揉まれた夜を思い出すでしょう そうでしょうきっと さよなら、私のピアノ …