2020-07-30 胸が光る夜に もうどうしようもならないくらいの ほんの一つの歌が欲しいのです 憧れていたものが湧いてきて 光の粒が落とされた日の夢が 欲しいのです 手に取れば懐かしく 鮮やかな音が欲しいのです もうどうしようもならないくらいの 時間がやってくるのを待っています 虚しさが込み上げるほどの 茜色の空に瞬くあなたを 見つめるときに 鐘が響くまで