POEM 〜優しい時間〜

ひょんなことから始めちゃいました。詩や文を書くのが好き。気まぐれで書いています。気分は晴れ時々雨、そしてくもり。

君の庭、ぼくの庭

君の庭に遊びに行った

そしたら

君は

体育座りをしていて

眠そうにしていた

僕は声をかけて

背中をさすった

凍えているはずの

手でそっとさすった

 

そしたら

君は

ぼくの庭に遊びに行きたいと言った

喜んでぼくは走って

君をぼくの庭に呼び寄せた

 

君はぼくの庭が

狭くて暗いと言った

 

狭くていいじゃないか

暗くてもいいじゃないか

 

僕は震える声で一人で泣いた

誰もいない狭い部屋で

 

そしたら

君は帰ってきて

 

ぼくの部屋の窓を開けて

呼吸を深くして

眠りについた