POEM 〜優しい時間〜

ひょんなことから始めちゃいました。詩や文を書くのが好き。気まぐれで書いています。気分は晴れ時々雨、そしてくもり。

2019-01-01から1年間の記事一覧

旅人とあなた

ことばで泣く ことばで笑う ことばで片付ける ことばが見つかる ことばで跳ねる ことばで踊る ことばは寝る ことばが遊ぶ ことばが電車に乗る ことばで恋をする あなたがことばで 悩む時 ことばもきっと悩んでる そんなあなたに ことばは寄り添う しずかに寄…

デート

だめかなって聞く前に それでいいよ、って言うあなたに 愛を抱く夜です そんなことを何度も言われたら 頬を染めて 泣いてしまいそうになるのです あなたは いつもいつも わたしを待っていて 遠くに行かないよって 言っているのに 心配そうに星を見る 幸せな…

ふっつく

ふかふか ふとんで ふっつく くっつく はがれず こいしく ふっつく ねむれぬ あのよる ないても あなたが こいしく ふっつく なんだか あっつく なってる

淡い間

かすかに 見えるようになった ほのかに甘くて、苦いものを 食べさせてくれたおかげで 眠れぬ森に 囲まれた時代に あなたが 会いにきてくれたおかげで

ちょっと、いとおしい

あなたのいない世界で 生きるって どんなに青白いのかな あなたのいない未来で 隣に誰も抱きつく人が いないなんて どんな風が吹くのかな あなたの見えない横顔が 乾ききって 細くなって まるで三日月の線に そっているような 気分に私がなっても あなたには…

生きてる宇宙

限りない時間と可能があるとしたら 宇宙と共に生きていることになる 君がみた景色は 忘れたくても忘れられないあの人が 見たかった景色で その色は何色ににも染められず ただ一つの手によって 変えられてしまった その人を思う心さえあれば どんな風にも涙に…

通らない道

もう2度と通ることのない道を行く 小さく咲く花も 君を輝かせた夕やけも ぜんぶ追い越して 通らない道を通り抜ける もう一度君に会えたら 何て声をかけようか もう少しここに居た方が 良かったのだろうかと 聞くだろうか この靴もあのサンダルも この道です…

かさなり

誰かと重なって 連なってる 重くはない ただあったかい 誰かと重なって 閉じこもってる 重くはない たださみしい いつか満たされていくのは 分かり切ってる だから 重なり合って 隣り合って 見つめ合ってる 触れ合ってる いつまでも 巡り合ってる 遠い明日は…

ももいろ

わたしたちは 時々 ももいろのこころを 隣の人に与えたまま 何処かへ行ってしまう 偶然すれ違っただけの 隣の人に ももいろのこころを そっと置いて 風のように 走っていく 隣の人は あおいろのこころを ももいろのこころに変えて 誰にも言わずに 持ち帰って…

私を忘れる

花から涙が出る 涙を花で拭く 風が強く 花を吹く 拭った水を 魂で吹き飛ばす もう戻れない 一秒前の あなたの 刹那さに 胸を打たれて 息を飲む

夜の海を抱く

深い海に行く いったい どこに辿り着けるのか 深い海に潜ったら 分かるのかもしれない 自分の目を見て考えても 分からないから 夜の海を眺めて 眺めて 眺める すると 自分の目の前が 青く光り 夜風が頰を群青に染めた だから 僕も 夜の海を渡り 船という小さ…

走る歌

午前6時 目覚ましが鳴ったから あなたの元へ走りに行く 荷物入らない だって あなたに会いにいくんだもの 午前7時 あなたの元に着いた 目に入るほどの眩しい 太陽の汗が 流れ込んできて わたしは立つことができなかった 午前8時 わたしはあなたに背を向けて …

眠れない夜のこと

眠れないから わたし黙って手を握った 眠れないから 黙って背中を触った 眠れないから 黙って首に手を当てた わたし眠れないから 黙って目を閉じた 君が眠れないなら ぼくも黙っていられないよ わたし眠れないから あなたを起こしてしまうの きみが眠れるく…

あなたは誰にも真似できない

あなたは誰にも真似できない 笑ったときに出る声も 涙の大きさも 泣いた声も 誰にも真似できない あなたが美しさを 感じる瞬間も 哀しさを感じる瞬間も 誰にも真似できない

愛することへの旅

愛することへの旅に出た 本当に好きな人を見つけたから 何も持ち物はない 水は空から流れてくるし 星があるから光はそれで十分だ 涙が出ても 君が拭いてくれるし 風がそよぐから それで十分だ お腹が空いたら 隣にいる君と探しに行くし もしも愛してるって言…

チョコレート・シロップ

上からかけてもいい 下からかけてもいい だめって言わない方がいい 無理って言った方がいい 甘さはあるのに 飲み込めないのは それは甘さが 足りない証拠でしょう またねって 言わない方がいい 明日もって 言わない方がいい 苦さもあるのに 飲み込めないのは…

だれかの大切な人

だれかの大切な人は 昨日より少し遠くの街に 出て行ってしまったの だれかの大切な人は 手を振った向こう岸に 走って行ってしまったの でも悲しい歌を流さない 柔らかな日差しに 風がほおに当たるまで だれかの大切な人は 歩み寄るから

なめらか

上から下に 下から上に 横から横に 縦から縦に 斜めから下に 下っていくたび 同じ音がする 聞こえないけれど 同じ音がする 細い細い糸に 水色の光が走る 白い白い糸に 白い白い水が走る 解けない糸で編んで 下に送り込んだら また上におく

水鳥のキス

恥ずかしいって言ってた 目が見れないって言ってた お腹が空いても お腹が空いてないって言ってた プールなら一緒に遊べるって言ってた 泳げないけど 笑わせられるんだって言ってた そこは誰もいないから キスできるって 言ってた

ねてるあなた

ねてるあなた すねてるあなた ふてくされているあなた どれでもいい

1秒でも早く

目の前に広がる海が ただ一面に広がる海が 遠い国にいけるための川に 変わったら あなたに会えると思う その川に橋をかけて あなたに会いたい 向こうで手を振るあなたは 早く私を抱きしめたいと 思っているような 気がするから あなたに会いたい 1秒でも早く…

ふたりはいつも

ふたりはいつも同じ時間に 同じ話をする 会えなかったときのこと 会えて嬉しかったときのこと 全部話すんだ ふたりはいつも目を見て話す こわかった雨の日のこと 寂しかった冬の夜のこと 全部目を見て話すんだ ふたりはいつも手を繋いで走る 丘を登るときも …

すき

すきなのが こわいから きす きすがこわいけれど すき すきだからきす それでもやっぱり すきだからきす

まじわる

どれだけ交わっても これだけ交わっても 満たされることはない でもね あなたの優しさの中に潜む 深い深いところに 一本の線で繋がっている糸がある それを解いてみたら 分かるかもしれないけれど どれだけ交わっても これだけ交わっても 深い深いあなたの優…

歩けないけど走れる

歩けないけど走って 走れないのにスキップ 踊れないのに走って 笑えないのに笑う

迎えにきた人

迎えにきた人 笑ってた 迎えにきた人 窓を開けた 迎えにきた人 ドアを開けた 迎えにきた人 プレゼントをくれた 迎えにきた人 抱きしめた きっと今日は 黒い光に包まれる きっとそうさ ああ きっとそうだ

あわわわのあわ あわのあわわわ あわのあわわ あわのあわ あのあわ あわわ あわ あ

ハダカノオトナ

ハダカノオトナ カノジョモオトナ オトナノカノジョ ヤッパリ カノジョモ オトナナノカナ オトナナノカモ カノジョモオトナ ソレデイイデショ

好き合う人

好き 会う 好き 合う 好き 合う 付き合う 次会う 付き合う 次合う 好き合う人

まねっこ

左を向いたら 左を向くし 右に傾いたら 右に傾く 口を開けたら 口を開けるし 見たいって言ったら 見たいって言うし だめって言ったら だめって言うし 止めないって言ったら 止めないっていう 最後までっていうから 最後までっていう